GK No 選手名 生年月日 身長 体重 所属 21 小高 愛理
オタカ エリ1995.05.10 172cm 56kg 日ノ本学園高等学校 1 井上 ねね
イノウエ ネネ1995.06.28 175cm 67kg JFAアカデミー福島 12 平尾 知佳
ヒラオ チカ1996.12.31 171cm 66kg JFAアカデミー福島 DF No 選手名 生年月日 身長 体重 所属 14 松原 有沙
マツバラ アリサ1995.05.01 166cm 56kg 大商学園高等学校 2 石井 咲希
イシイ サキ1995.07.03 161cm 48kg 浦和レッズレディース
ユース3 三宅 史織
ミヤケ シオリ1995.10.13 164cm 48kg JFAアカデミー福島 4 乗松 瑠華
ノリマツ ルカ1996.01.30 164cm 57kg JFAアカデミー福島 13 清水 梨紗
シミズ リサ1996.06.15 156cm 40kg 日テレ・メニーナ 15 小島 美玖
コジマ ミク1996.08.30 161cm 51kg JFAアカデミー福島 5 万屋 美穂
マンヤ ミホ1996.11.05 159cm 47kg 日ノ本学園高等学校 MF No 選手名 生年月日 身長 体重 所属 16 井上 綾香
イノウエ アヤカ1995.01.15 162cm 48kg 河内SCジュベニール 9 成宮 唯
ナルミヤ ユイ1995.02.22 154cm 45kg JFAアカデミー福島 6 中村 みづき
ナカムラ ミヅキ1995.08.15 166cm 53kg 浦和レッズレディース
ユース8 伊藤 美紀
イトウ ミキ1995.09.10 150cm 45kg 常盤木学園高等学校 11 隅田 凛
スミダ リン1996.01.12 157cm 45kg 日テレ・ベレーザ 19 西川 彩華
ニシカワ アヤカ1996.04.02 164cm 55kg 常盤木学園高等学校 18 籾木 結花
モミキ ユウカ1996.04.09 151cm 46kg 日テレ・ベレーザ 17 長谷川 唯
ハセガワ ユイ1997.01.29 154cm 40kg 日テレ・メニ―ナ 7 杉田 妃和
スギタ ヒナ1997.01.31 160cm 47kg 藤枝順心高等学校 FW No 選手名 生年月日 身長 体重 所属 10 増矢 理花
マスヤ リカ1995.09.14 160cm 52kg JFAアカデミー福島 20 白木 星
シラキ アカリ1996.11.04 169cm 57kg 常盤木学園高等学校
A-Group ナイジェリア
カナダ
コロンビア
アゼルバイジャン
ナイジェリア ー 1-1
△3-0
○11-0
○カナダ 1-1
△ー 1-0
○1-0
○コロンビア 0-3
●0-1
●ー 4-0
○アゼルバイジャン 0-11
●0-1
●0-4
●ー
A-Group 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点 勝ち点 ナイジェリア 2 1 0 15 1 +14 7 カナダ 2 1 0 3 1 +2 7 コロンビア 1 0 2 4 4 0 3 アゼルバイジャン 0 0 3 0 16 -16 0
B-Group 北朝鮮
アメリカ
フランス
ガンビア
北朝鮮 ー 1-1
△1-1
△11-0
○アメリカ 1-1
△ー 0-0
△6-0
○フランス 1-1
△0-0
△ー 10-2
○ガンビア 0-6
●0-11
●2-10
●ー
B-Group 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点 勝ち点 北朝鮮 1 2 0 13 2 +11 5 アメリカ 1 2 0 11 3 +8 5 フランス 1 2 0 7 1 +6 5 ガンビア 0 0 3 2 27 -25 0
C-Group 日本
メキシコ
ブラジル
ニュージーランド
日本 ー 9-0
○5-0
○3-0
○メキシコ 0-9
●ー 0-1
●1-0
○ブラジル 0-5
●1-0
○ー 4-3
○ニュージーランド 0-3
●0-1
●3-4
●ー
C-Group 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点 勝ち点 日本 3 0 0 17 0 +17 9 メキシコ 2 0 1 5 8 -3 6 ブラジル 1 0 2 1 10 -9 3 ニュージーランド 0 0 3 3 8 -5 0
D-Group 中国
ドイツ
ガーナ
ウルグアイ
中国 ー 1-1
△0-2
●4-0
○ドイツ 1-1
△ー 2-1
○5-2
○ガーナ 2-0
○1-2
●ー 5-0
○ウルグアイ 0-4
●2-5
●0-5
●ー
D-Group 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点 勝ち点 中国 2 1 0 8 4 +4 7 ドイツ 2 0 1 8 2 +6 6 ガーナ 1 1 1 5 3 +5 4 ウルグアイ 0 0 3 2 14 -12 0
リトルなでしこ 5-0 ブラジル
(前半2-0)2012年9月23日 18:00キックオフ(現地時間)
@Bayil Stadium〜スターティングメンバー〜
12 平尾知佳(JFAアカデミー福島)
13 清水梨紗(日テレ・メニーナ)
3 三宅史織(JFAアカデミー福島)
4 乗松瑠華(JFAアカデミー福島)
15 小島美玖(JFAアカデミー福島)
11 隅田凜(日テレ・ベレーザ)
6 中村みづき(浦和レッズレディースユース)
9 成宮唯(JFAアカデミー福島)(Cup)
17 長谷川唯(日テレ・メニーナ)
16 井上綾香(河内SCジュベニール)
10 増矢理花(JFAアカデミー福島)〜控えメンバー〜
1 井上ねね(JFAアカデミー福島)
21 小高愛理(日ノ本学園高等学校)
14 松原有沙(大商学園高等学校)
2 石井咲希(浦和レッズレディースユース)
5 万屋美穂(日ノ本学園高等学校)
8 伊藤美紀(常盤木学園高等学校)
19 西川彩華(常盤木学園高等学校)
18 籾木結花(日テレ・ベレーザ)
7 杉田妃和(藤枝順心高等学校)
20 白木星(常盤木学園高等学校)〜得点経過〜
2分 増矢理花
18分 増矢理花
49分 成宮唯
63分 杉田妃和
67分 成宮唯〜選手交代〜
HT 16 井上綾香→7 杉田妃和
72分 8 伊藤美紀→17 長谷川唯
82分 15 小島美玖→2 石井咲希
リトルなでしこ 3-0 ニュージーランド
(前半0-0)2012年9月26日 20:00キックオフ(現地時間)
@8KM Stadium〜スターティングメンバー〜
12 平尾知佳(JFAアカデミー福島)
2 石井咲希(浦和レッズレディースユース)
14 松原有沙(大商学園高等学校)
4 乗松瑠華(JFAアカデミー福島)
13 清水梨紗(日テレ・メニーナ)
11 隅田凜(日テレ・ベレーザ)
9 成宮唯(JFAアカデミー福島)(Cup)
8 伊藤美紀(常盤木学園高等学校)
7 杉田妃和(藤枝順心高等学校)
18 籾木結花(日テレ・ベレーザ)
10 増矢理花(JFAアカデミー福島)〜控えメンバー〜
1 井上ねね(JFAアカデミー福島)
21 小高愛理(日ノ本学園高等学校)
3 三宅史織(JFAアカデミー福島)
15 小島美玖(JFAアカデミー福島)
5 万屋美穂(日ノ本学園高等学校)
16 井上綾香(河内SCジュベニール)
6 中村みづき(浦和レッズレディースユース)
19 西川彩華(常盤木学園高等学校)
17 長谷川唯(日テレ・メニーナ)
20 白木星(常盤木学園高等学校)〜得点経過〜
60分 長谷川唯
78分 長谷川唯
90+3分 隅田凜(PK)〜選手交代〜
HT 8 伊藤美紀 → 17 長谷川唯
68分 7 杉田妃和 → 6 中村みづき
84分 10 増矢理花 → 20 白木星
リトルなでしこ 9-0 メキシコ
(前半5-0)2012年9月30日 14:00キックオフ(現地時間)
@Shafa Stadium〜スターティングメンバー〜
1 井上ねね(JFAアカデミー福島)
15 小島美玖(JFAアカデミー福島)
3 三宅史織(JFAアカデミー福島)
14 松原有沙(大商学園高等学校)
13 清水梨紗(日テレ・メニーナ)
6 中村みづき(浦和レッズレディースユース)
11 隅田凜(日テレ・ベレーザ)
16 井上綾香(河内SCジュベニール)
7 杉田妃和(藤枝順心高等学校)
9 成宮唯(JFAアカデミー福島)(Cap)
20 白木星(常盤木学園高等学校)〜控えメンバー〜
12 平尾知佳(JFAアカデミー福島)
21 小高愛理(日ノ本学園高等学校)
2 石井咲希(浦和レッズレディースユース)
4 乗松瑠華(JFAアカデミー福島)
5 万屋美穂(日ノ本学園高等学校)
8 伊藤美紀(常盤木学園高等学校)
19 西川彩華(常盤木学園高等学校)
18 籾木結花(日テレ・ベレーザ)
17 長谷川唯(日テレ・メニーナ)
10 増矢理花(JFAアカデミー福島)〜得点経過〜
8分 清水梨紗(日テレ・メニーナ)
18分 成宮唯(PK)(JFAアカデミー福島)
22分 白木星(常盤木学園高等学校)
28分 井上綾香(河内SCジュベニール)
29分 白木星(常盤木学園高等学校)
56分 井上綾香(河内SCジュベニール)
69分 杉田妃和(藤枝順心高等学校)
79分 籾木結花(日テレ・ベレーザ)
86分 中村みづき(浦和レッズレディースユース)〜選手交代〜
HT 3 三宅史織→19 西川彩華
HT 11 隅田凜→18 籾木結花
71分 9 成宮唯→5 万屋美穂
U-17日本女子代表 9-0(前半5-0) U-17メキシコ女子代表
グループステージ突破を賭けた一戦となったメキシコ戦。日本は、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定するが、グループステージを全勝で飾り決勝トーナメントに進出することしか選手たちの頭の中にはなかった。
この日、日本は今大会初出場となる白木選手、井上(ね)選手を含む6人のスタメンをニュージーランド戦から入れ替えて臨んだ。14時、気温27度の中、日本ボールでキックオフ。日本は立ち上がりから果敢に攻め上がった。開始早々8分、中盤で杉田選手とのワンツーで抜けだした成宮選手が前線にパスを送る。一度は相手GKに弾かれるもゴール前に詰めていた清水選手がゴールに流し込み、先制点を得た。「成宮選手がうまく前を向き、相手のサイドバックの選手が自分の動きに気がついていなかったので、思いっきり飛び出して行こうと思った。」と試合後に得点シーンを振り返った清水選手。彼女にとって今大会初の得点となった。この先制点を皮切りに、日本の攻撃力が爆発する。前半18分には自ら得たPKを成宮選手が決め2得点目を獲得。前半22分には左サイドからの低いクロスに白木選手がゴール前で合わせ、自身今大会初得点となる3得点目を挙げた。前半28分には右サイドで成宮選手からパスを受けた井上(綾)選手が中へドリブルで切れ込みそのままシュートし4得点目を挙げた。ずっと得点を決めたいと思っていたという井上(綾)選手。
得点をアシストした成宮選手とは、一緒に映像を見てイメージを共有していた。続く前半29分には、4得点目を挙げた井上(綾)選手が、ゴール前へクロスを送ると、白木選手が足元で合わせ5得点目を挙げ、前半は5-0で終了。
ハーフタイムには「相手をよく見て、余裕を持って楽しくプレーしよう」と言って選手を送り出した吉田監督。
後半は、三宅選手に代え今大会初出場の西川選手を、隅田選手に代え籾木選手を投入。前半だけで5得点を挙げた日本だが、まだまだ攻撃の手を緩めることはなかった。後半11分、左サイドでパスを受けた井上(綾)選手がドリブルでゴール中央まで切れ込む。そのままペナルティーエリア外から右足を振りぬき6点目を挙げる。試合前に行われた選手ミーティングでは「この試合も無失点で抑えよう。」と話していたその言葉通り、DF陣を中心にゴールを守り抜く。後半24分には、後半から右サイドバックに入った清水選手が、相手のパスをカットしボールを奪う。そのままドリブルで駆け上がりゴール中央へパスを送ると、杉田選手が左足を振りぬきシュート。日本は7得点目を挙げた。後半34分には籾木選手がFKを直接決め8得点目を、後半41分にはゴール右で得たFKに中村選手が頭で合わせ9得点目を得た。この日、日本ベンチのすぐ後ろのスタンドには在アゼルバイジャン日本大使館の方々を中心とした大応援団が集結。日本を後押しする力強い声援を送ってくださった。
9得点を挙げグループステージを1位通過した日本。攻撃に厚みが出た試合だったと話すキャプテンの成宮選手。決勝トーナメントでは今まで対戦したことのないチームと試合が出来るので楽しみな一方、グループステージで出た課題を準々決勝までに修正し臨みたい、とその目線は既に次の試合を見据えていた。
次の準々決勝はグループDを2位で通過したガーナと対戦する。
準々決勝に向け、チーム一丸となって準備していく。この結果、日本はグループCを首位で通過しました。
準々決勝は、10月5日現地時間20:00キックオフでグループDを2位で突破したガーナと対戦します。グループC最終順位表
1位 日本 勝点9 得失点差+17
2位 ブラジル 勝ち点6 得失点差-3
3位 メキシコ 勝ち点3 得失点差-9
4位 ニュージーランド 勝ち点0 得失点差-5
吉田弘監督コメント
今日は選手もベンチも暑さとの戦いだった。大量得点がとれた中でも、いい形で何本が決められたので良いゲームとなった。-グループステージを無失点での3連勝となったが、選手を入れ替えてもこの結果を残した事に対し、チームや選手がAFCの大会と比べて成長していると感じるか。選手を入れ替えたことは、ターンオーバー制を採ったわけではなく、以前と比べてこのような舞台でも使えるコマが増えてきたということ。全体的にレベルアップしていると感じる。
今大会でも、昨年のAFCの大会では招集していなかった杉田や長谷川が良いプレーを見せている。-前半は特に良い出来だったと思うが。選手たちにはどこのチームが相手でも自分たちのサッカーをして勝とうと話した。2点入ったくらいから相手ががっくりしてきたので、これが大量得点のきっかけになった。-9番の成宮のポジションがこれまでとは違ってサイドに開かず、中に入ってきていた。このような指示を試合前に出していたのか?相手の足が止まっていたので、中に切れ込んでいってチャンスを創りだしていた。これは試合が始まって相手を見てからの彼女自身の判断によるものだ。-グループステージをパーフェクトな結果で決勝ステージに進んだ。 優勝候補と周りから言われることについては?もちろん、我々も優勝を目指してやっている。籾木結花選手コメント
得点することがこの試合での目標だった。
後半からの出場となったが、出場する際には吉田監督からも点を取りに行くように言われた。
直接FKを決めたが、シュートコースは初めから狙って蹴った。
ニュージーランド戦よりも前線にくさびのボールが入っていたので、色々な崩し方が出来ると思った。
攻撃面ではより多くの人数をかけることを心がけたが、パスミスが多かったことが反省点。
これから決勝トーナメントを戦うにあたり、このようなミスを減らしたい。
決勝トーナメントでは、負けたら終わりなので、チーム一丸となって戦っていきたい。清水梨紗選手コメント
先制点となった得点シーンは、成宮選手がうまく前を向き、相手のサイドバックの選手が自分の動きに気がついていなかったので、思いっきり飛び出して行こうと思った。
ゴールを決めることはできたが、パスミスが多くピンチを招く場面もあったので、次戦までに修正したい。
準々決勝まで4日間あるので、しっかりと休んで疲れを取りたい。
決勝トーナメントには強いチームが上がってくる。自分が持っている力を思いっきり出して頑張りたい。
井上綾香選手コメント
ずっと点を決めたいと思っていたので、1得点目は思いきりシュートした。
得点をアシストした成宮選手とは、一緒に映像を見てイメージを共有していた。
2得点目は、ドリブルをした後ゴールが見えたので、思い切って右足を振りぬいた。
今日の試合で2得点を挙げたが、もっと仕掛けることができた場面も、点を決められる場面もあったので、しっかりと修正していきたい。
グループステージを首位で通過したが、次戦からは1戦1戦が厳しい戦いとなると思うので、もっと自分たちの力を出して勝ちたい。杉田妃和選手コメント
たくさん点を取れたことは良かったが、立ち上がりはパスミスが多く、なかなかボールを繋ぐことができなかった。
先制点を取ってからはパスも繋がるようになり、連携したプレーが出来たと思う。
ボランチの選手がボールを持った時に早くサポートに入り、素早くゲームを展開出来るように心がけた。
準々決勝以降もしっかり戦い、優勝を目指す。成宮唯選手コメント
良い形で9点取ることが出来た。今までの2戦とは異なり、攻撃に厚みが出た試合だったと思う。
昨日の夜に映像を見て、中に入ってプレーすることを意識しながら試合に臨んだ。
個人的にはサイドの仕掛けの部分や中に入るタイミングが課題だと認識しているので、準々決勝までの残り3日で改善したい。
決勝トーナメントでは、今まで対戦したことのないチームと試合が出来るので楽しみ。
どれだけ自分たちが出来るか、自信を持って戦っていきたい。
リトルなでしこ 0-1 ガーナ
(前半3-1)2012年10月5日 20:00キックオフ(現地時間)
@8km Stadium〜スターティングメンバー〜
12 平尾知佳(JFAアカデミー福島)
15 小島美玖(JFAアカデミー福島)
3 三宅史織(JFAアカデミー福島)
4 乗松瑠華(JFAアカデミー福島)
13 清水梨紗(日テレ・メニーナ)
6 中村みづき(浦和レッズレディースユース)
11 隅田凜(日テレ・ベレーザ)
16 井上綾香(河内SCジュベニール)
17 長谷川唯(日テレ・メニーナ)
9 成宮唯(JFAアカデミー福島)(Cup)
10 増矢理花(JFAアカデミー福島)〜控えメンバー〜
1 井上ねね(JFAアカデミー福島)
21 小高愛理(日ノ本学園高等学校)
14 松原有沙(大商学園高等学校)
2 石井咲希(浦和レッズレディースユース)
5 万屋美穂(日ノ本学園高等学校)
8 伊藤美紀(常盤木学園高等学校)
19 西川彩華(常盤木学園高等学校)
18 籾木結花(日テレ・ベレーザ)
7 杉田妃和(藤枝順心高等学校)
20 白木星(常盤木学園高等学校)〜得点経過〜
53分 失点〜選手交代〜
58分 16 井上綾香→18 籾木結花
73分 6 中村みづき→7 杉田妃和
82分 15 小島美玖→20 白木星
肌寒い午後8時のバクー、天然芝の8kmスタジアムでの準々決勝の相手は、グループDを2位通過したガーナ。チームにとってアフリカ勢との初の顔合わせとなった。
この試合に勝てば、このチームであと2試合戦うことができる重要な試合を前に、吉田監督は選手たちに「自分たちは選ばれた21名。日本代表として誇りを持って戦おう。どんな状況になろうとも自分たちのサッカーをして勝って次に進もう」と話した。この日、日本は初戦のブラジル戦と同じ布陣で臨む。ガーナボールでキックオフされた前半3分、右サイドでボールを受けた井上(綾)選手がゴール中央へクロスを入れるもGK正面。逆に23分にはゴール中央からガーナの選手にミドルシュートを打たれるも、GKの平尾選手がセーブ。前線へボールを送るもガーナ陣の堅いDFを崩すことができない。それでも早い時間帯に先制点を取って自分たちのリズムで試合を運びたい日本はサイドから攻撃を仕掛け、32分には最大の得点チャンスを迎える。長谷川選手が左CKから入れたボールはゴール正面でフリーとなった乗松選手にピタリと合う。「フリーでボールが来たので、どこに打とうか迷ってしまった」と振り返った乗松選手が丁寧に右足のインサイドで合わせたものの、ボールは無情にもゴールの枠外。40分には、右サイドの井上(綾)選手がゴール前に入れたボールに反応した増矢選手がシュートを放つもGKに阻まれる。日本がサイドから崩そうとする一方で、ガーナも同じくサイドから崩そうと試みる。両サイドバックの清水選手、小島選手を中心にガーナの攻撃を凌ぐ。一進一退の攻防が続く中、両チームともに無得点のまま前半を終了。ハーフタイムに吉田監督は「慌てず、怖がらずに行けばもっと出来るはず。チャンスの時にゴール前まで行って点を取ろう」と言って選手たちを送り出した。
後半2分、ガーナに左サイドを突破されるも三宅選手の体を張った守備で相手をペナルティエリア内に侵入させず。6分には長谷川選手が右CKから入れたボールに三宅選手が頭で合わせるもゴール左に外れる。このまま良い攻撃のリズムに乗りたい日本だがその直後の7分、終盤からのパスをカットされ右サイドに展開される。そのままドリブルで持ち込まれて打たれたシュート。無情にもボールはゴールに吸い込まれ、日本は今大会初の失点を喫する。吉田監督は13分には井上(綾)選手に代え籾木選手を投入、攻撃の活性化を図る。14分、自陣のゴール前までボールを運ばれるも乗松選手が冷静に対応し、相手にシュートを打たせず。17分には、ようやく日本がリズム良くボールを回し始める。ゴール左で隅田選手からのパスを受けた長谷川選手がシュートを打つも相手GKに阻まれる。前線の増矢選手は何度かパスを受けるもなかなか前を向くことができない。しかしそのFW増矢選手に26分、チャンスが訪れる。26分、しかし、隅田選手からのパスを受けて放ったシュートを打つもは惜しくもゴール左へ外れる。27分に疲れの見えてきた中村選手に変え代えて杉田選手を投入がピッチに送り込まれる。34分には、ゴール右で得たFKを籾木選手が蹴るもゴール前の味方選手には合わず。試合時間残り10分を切った37分にはDF小島選手に代えFW白木選手を投入し、日本は同点ゴールを目指して。攻撃的な布陣で臨む。その1分後には中盤でボールを受けた三宅選手が相手に倒されて得たFK、籾木選手がゴール前にボールを入れるも相手DFに跳ね返される。
その後もゴールを狙う日本。予選グループステージ3試合では合計17得点を記録した日本だったがものの、この日の1点は遠い。試合はこのまま0-1で終了。日本はベスト8の成績でアゼルバイジャンを去ることとなった。
吉田弘監督コメント
グループステージで相手のコーナーキックが1本もないなど、一方的なゲームをしてきていたこともあり、今日は難しい試合になるという予想はできていた。
ちょっとしたミスから1点を取られ、同点ゴールを決めきれなかったのが残念だった。そして、試合に敗れたことはもっと残念だ。
決勝ラウンドではこのようなことはありうる。今大会で選手たちが決勝ラウンドの厳しさを知り、上の年代でさらに頑張ってくれることを期待したい。−これまでの大量得点の試合で選手たちの疲労もあったのでは?
疲れは相手チームも同じ。ただ、長い天然芝のピッチでのプレーは、体格がより小さい我々にとって負担が大きかっただろう。人工芝のほうが自分たちにとってはやりやすかったかもしれない。−グループステージを大勝したことがこの結果に影響したか?
グループステージでは、守備の場面で厳しい状況になることが殆ど無かった。今日はガーナに一瞬のすきを突かれた。確かにグループステージで強い相手と試合が出来ればよかったかもしれない。−優勝候補と言われながらもこの結果に終えたことは?
ベスト8入りしたが、ここで止まった成績については満足していない。昨年のAFCの予選から通して公式戦での失点が初だったためショックが強く、そのショックがチームに浸透してしまったように思う。
中村みづき選手コメント
DFラインからボールを受けることやボールを受けても前に繋ぐことができず、攻撃のリズムを作り出すことが出来なかった。
序盤は判断が遅く相手にボールを取られることが多かったので、ワンタッチで繋ぐように心がけた。
後半は、もっと積極的に攻撃参加をして自分自身も点を取ろうという気持ちで臨んだが、シュートチャンスもなく、攻撃にうまく絡めなかった。
あまり相手のプレッシャーがない中ではある程度自分らしいサッカーが出来るが、今日の試合のように中盤でのプレスを狙われてしまうと自分らしいプレーが出来なくなってしまう。
判断を早くし、前を向けるようにして攻撃に参加できるようにしたい。
U-17で得た課題を自チームに持ち帰り、練習してもっとうまくなりたいと思った。
U-20でも代表に選ばれ、今回の敗戦の借りを返せるように頑張りたい。増矢理花選手コメント
前半、自分たちが守備から入ってしまい、攻撃の枚数が少なく消極的になってしまった。
堅い守備のガーナに対してサイドを使って崩そうとしたが、チャレンジすることを怖がっていた。もっと積極的にプレーすればよかった。
相手の素早いプレッシャーに焦ってしまったが、冷静にプレーすればもっと自分たちが出来ることもあったのではないかと感じる。
負けた瞬間に次は絶対に勝とうと思ったし、今まで以上にもっと上を目指していきたいと思う。