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2013 東アジア競技大会 U-23HEADLINE


 開催期間:2013年10月1日〜11日(10月1日〜6日は合宿)





召集メンバー

  GK
 No 選手名 生年月日 身長 体重 所属
18 船田 麻友
フナダ マユ
1990.11.9 166cm 66kg ジェフ千葉L
12 山根 恵里奈
ヤマネ エリナ
1990.12.20 187cm 78kg ジェフ千葉L
20 河村 有紀
カワムラ ユキ
1993.8.5 173cm 58kg 武蔵丘短期大学
  DF      
 No 選手名 生年月日 身長 体重 所属
2 千野 晶子
チノ ショウコ
1990.1.24 163cm 53kg ジェフ千葉L
3 小林 海咲
コバヤシ ミサキ
1990.8.21 161cm 55kg 日テレ・ベレーザ
8 齋藤 夏美
サイトウ ナツミ
1992.6.26 168cm 60kg バニーズ京都SC
6 中村 ゆしか
ナカムラ ユシカ
1992.8.21 156cm 50kg 関東学園大学
7 小林 海青
コバヤシ ミハル
1992.10.12 155cm 50kg 日テレ・ベレーザ
4 高木 ひかり
タカギ ヒカリ
1993.5.21 164cm 58kg 早稲田大学
5 鈴木 里奈
スズキ リナ
1993.8.25 169cm 58kg 浦和レッズL
  MF      
 No 選手名 生年月日 身長 体重 所属
9 乃一 綾
ノイチ アヤ
1990.4.7 165cm 58kg 伊賀FCくノ一
10 嶋田 千秋
シマダ チアキ
1992.2.18 165cm 57kg 日本体育大学
11 佐山 桃子
サヤマ モモコ
1992.2.19 168cm 54kg 静岡産業大学
磐田ボニータ
12 齋藤 あかね
サイトウ アカネ
1993.1.12 167cm 59kg 浦和レッズL
13 浜田 遥
ハマダ ハルカ
1993.1.26 173cm 55kg スペランツァFC
大阪高槻
14 仲田 歩夢
ナカダ アユ
1993.8.15 161cm 55kg INAC神戸
レオネッサ
  FW
 No 選手名 生年月日 身長 体重 所属
 15 菅澤 優衣香
スガサワ ユイカ 
1990.10.5 168cm 62kg  ジェフ
ユナイテッド
市原・千葉
レディース
16 吉良 知夏
キラ チナツ
1991.7.5 161cm 55kg 浦和レッズL
17 西川 明花
ニシカワ アスカ
1992.4.22 166cm 60kg FC吉備国際大学
Charme
19 植村 祥子
ウエムラ ショウコ
1993.8.17 157cm 51kg 日本体育大学





大会結果

順位 国名 勝ち 分け 負け 得点 失点 得失点 勝ち点
1  北朝鮮 3 0 0 10 0 +10 9
2  中国 1 1 1 4 3 +1 4
3  日本 1 0 2 8 6 +2 3
4  台湾 0 1 2 4 17 -13 1





第1戦

第一試合:台湾戦 試合詳細

     U-23日本女子代表 8-2 台湾女子代表 
            (前半5-1)    
 
2013年10月7日(月)現地時間 15:00 kick off 45分ハーフ
Tianjin Haihe Education Park Stadium(中国/天津)
〜スターティングメンバー〜

  船田麻友
  千野晶子、小林海咲、鈴木里奈、左山桃子
  中村ゆしか、小林海青、齊藤あかね、仲田歩夢
  吉良知夏、植村祥子
〜控えメンバー〜

  山根恵里奈、河村有紀
  乃一綾
  菅澤優衣香
〜得点経過〜
 10分 植村祥子(日本)
 14分 植村祥子(日本)
 30分 吉良知夏(日本)
 35分 植村祥子(日本)
 42分 齊藤あかね(日本)
 45分 Yang Ya Han(チャイニーズ・タイペイ)
 63分 乃一綾(日本)
 64分 仲田歩夢(日本)
 73分 菅澤優衣香(日本)
 79分 Lin Ya Hui(チャイニーズ・タイペイ)
〜選手交代〜
 ハーフタイム 船田麻友 → 河村有紀
 57分 千野晶子 → 乃一綾
 71分 齊藤あかね → 菅澤優衣香

〜マッチポレポート〜
圧倒的にボールを支配するなか、日本は立ち上がりから積極的にシュートを打っていきます。先制点は10分、齊藤あかね選手からのボールに植村選手がディフェンスの裏に抜け出しシュート。アンダーカテゴリーを含めて代表での初得点を決めます。続く14分、左サイドハーフの仲田選手から渡ったボールを吉良選手が落とし、植村選手が決めて2得点目。同じく仲田選手からチャンスが生まれた30分、仲田、小林海咲とつないだボールを植村選手がシュート、こぼれたところに吉良選手が詰め得点を挙げます。35分には仲田選手が中央をドリブルして前線へパス、走り込んだ植村選手がこの日3得点目を決め、試合を4-0とします。42分にも齊藤あかね選手が追加点を挙げますが、直後の44分、ディフェンスとGKが交錯していたところを突かれ失点、5-1で前半を終えます。
後半から、GK河村選手がピッチへ。また58分にも千野選手に代わって、乃一選手が入ります。その乃一選手、5分後に直接FKを右足で決めてみせます。直後の64分には仲田-吉良-植村とつないだボールを仲田選手が決め、7-1。しかし70分前後から、チャイニーズ・タイペイにドリブルで持ちこまれるなど、守備にまわる時間帯が増えます。73分には相手の連携ミスのこぼれ球を押しこみ菅澤選手が8得点目を決めるも、79分、こぼれたボールを冷静に押し込まれ、2失点目。このまま試合を終え、8-2で第1戦を終えました。
同時刻に行われた「中国 対 朝鮮民主主義人民共和国戦」は1-0でU-23朝鮮民主主義人民共和国女子代表が勝利しました。
日本の第2戦は10月9日(水)の現地時間15:00、U-23中国女子代表と対戦します。

〜試合後のコメント〜

立ち上げてからの期間が短いチームながらも、連携した守備や攻撃面での効果的なサイドチェンジや崩し、スペースの使い方など、選手たちは意欲的にトライし、やりきろうという姿勢を見せてくれました。なでしこジャパンに通ずるコンセプトでトライしていますが、こうした前半の動きが得点に結びつきました。
ただ後半になると、疲労から技術・判断の質が落ちました。こうした部分はこの大会で一人ひとりが成長してくれればと思います。また攻撃しているときのリスク管理にも課題が残りました。同じパターンで危ない場面を招いているのに察知しきれなかった。実際に失点したことによって、次につなげなければいけません。
選手個々が経験をプラスし、2014年、2015年につなげてほしいですし、そのきっかけとなる大会にしていきたいと思います。
植村祥子選手(日本体育大学)
裏に抜ける動きは一番得意なところです(1点目)。キャンプ期間中もよくトレーニングしていた部分なので、出せてよかったです。吉良選手がうまく落としてくれたボールもありましたし、またいいボールも出てきたので、決めるだけでした。
前半はいいプレーもありましたが、後半はできたことが少なく、トラップやパスの精度も下がりました。また相手のディフェンスラインが止まっているなかでパスコースを作るなどの動きはまだまだ出来ていません。課題として次につなげたいと思います。
自分よりも年下の選手もなでしこジャパンにどんどん入っています。ここでのチャンスをどれだけものにできるかが重要だと思っています。
乃一綾選手(伊賀フットボールクラブくノ一)
佐々木監督に「芝が深いぶん、サイドチェンジでシンプルに展開するように」と言われてピッチに送り出されました。攻撃面では、交代してすぐは流れを変えられたと思いますが、守備の時間が多くなるにつれて、周りの選手との連携がうまくできない時間帯がありました。ビデオを見て、改善していきたいと思います。また、今日は選手同士の声が少なかったように思うので、自分自身ももっとやりたいことを伝えていきたいです。
この大会を変われるきっかけにしていきたいですし、アピールして上を目指したいと思います。





第2戦

第二試合:中国戦 試合詳細

 ヤングなでしこ 0-2 U-23中国女子代表 
(前半0-1)  
 
2013年10月9日(水)現地時間 15:00 kick off 45分ハーフ
Tianjin Tuanbo Stadium(中国/天津)
〜スターティングメンバー〜

  山根恵里奈
  小林海咲、高木ひかり、齊藤夏美、左山桃子
  小林海青、乃一綾、齊藤あかね、仲田歩夢
  菅澤優衣香、吉良知夏
〜控えメンバー〜

  船田麻友、河村有紀
  千野晶子、鈴木里奈
  中村ゆしか
  植村祥子
〜得点経過〜
 43分 Li Ying(中国)
 74分 Xu Yanlu(中国)
〜選手交代〜
 ハーフタイム 木ひかり → 鈴木里奈
 68分 仲田歩夢 → 植村祥子
 85分 左山桃子 → 中村ゆしか
〜マッチポレポート〜
中一日で迎えた第2戦の対戦相手は開催国・中国。フル代表にも名を連ねる選手も交えたチーム構成とした中国は、体力・気力十分に日本ゴールに向かってきます。5分には日本の右サイドからパスをつながれシュートを打たれるもボールはゴールポスト右へ。その後も積極的にドリブルや突破を仕掛けてきます。対する日本はパスがつながらず、守備にまわる時間帯が増えていきます。失点は43分、ゴール前に飛び出した選手をGKが止めたとの判定で、相手にPKのチャンス。これを決めた中国が1-0とし、前半を終えます。
ハーフタイムに木選手に代わって鈴木選手が、68分に仲田選手に代わって植村選手がピッチへ。吉良選手が前線から左ハーフへ、植村選手が前線に入ります。後半は小林海晴選手や菅澤選手らが突破を試みる動きを見せますが、決定的なチャンスをなかなか生み出せません。74分にはディフェンスの一瞬の隙を突いた中国がボールをさらってゴール前に持ち込み、GKとの1対1の場面からゴール左隅へシュート、2点目を決めます。その後もセットプレーなどのチャンスを生かしきれず、無得点のまま、0-2で試合を終えました。
〜試合後のコメント〜
佐々木則夫監督
フィジカル面や球際だけでなく、気持ちの面で相手を上回ることができず、0-2という結果に結びついてしまいました。各局面で、前半は特に、人任せなプレーも出てしまいました。選手自身が自分一人でもできるのに、気持ちで負けてしまっていた。ハーフタイムで「まず自分が戦おう」と声をかけ、後半は攻撃面では自分が持ち込もうなど、選手たちは姿勢を見せてくれたと思います。
選手個々にとって、こういった国際試合は貴重な場です。どのチームも同じ条件ですが、中1日の試合で深い芝。いろんな意味で何が足りないかを感じ取って、プラスアルファを出してきてほしいと思います。もう一度、我々にはチャレンジできる試合が11日に控えています。試合後、ピッチ上でミーティングを行って選手たちに伝えましたが、チームとして最後の試合にいま一度チャレンジしていきます。
菅澤優衣香選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
チーム全体で守備的になってしまい、攻撃に人数がかけられませんでした。前半は特に相手のプレッシャーも強く、全体的にラインを押し上げられなかったことも要因の一つだと思っています。個人的にも守備的に入ってしまい、後半はボールを受ける動きを改善できたものの、前半はボールの受けや裏に抜ける動きをあまり出せませんでした。次の朝鮮民主主義人民共和国戦は、まず勝つことが一番です。アンダーカテゴリーも含めて代表としてピッチ上で対戦したことのないチームなので、自分のプレーがどこまで通用するのかチャレンジするとともに、FWとして得点が取れるように精一杯プレーします。
齊藤夏美選手(バニーズ京都SC)
チームに合流したのは2日前ですが、状況に応じて判断するところやニアゾーンの使い方、ディフェンスの方法などはクラブチームでやっていることと共通点があり、佐々木監督の戦術に戸惑いはありませんでした。自分のプレーを出し切れるように、遠慮せずにいこうと思って臨みましたが、個人的にはボールを持っていないときの準備など普段できているはずのことが出せませんでした。また中国のホームで相手のペースに乗っかってしまい、冷静にゲームの流れを見て、自分たちのペースで試合を運ぶことができなかったように思います。
次戦では絶対負けないという気持ちで相手を上回ることを前提に、1対1で負けないようにし、ボールに積極的に触って武器である攻撃参加をアピールできればと思います。





第3戦

第三試合:朝鮮民主主義人民共和国戦 試合詳細

 U-23日本女子代表 0-2 U-23北朝鮮女子代表 
(前半0-2) 
 
2013年10月11日(金)現地時間 15:00 kick off 45分ハーフ
Tianjin Haihe Education Park Stadium(中国/天津)
〜スターティングメンバー〜

  山根恵里奈
  千野晶子、小林海咲、小林海青、齊藤夏美
  中村ゆしか、乃一綾、齊藤あかね、吉良知夏
  菅澤優衣香、植村祥子
〜控えメンバー〜

  船田麻友、河村有紀
  鈴木里奈、高木ひかり
  左山桃子、仲田歩夢
〜得点経過〜
 27分 Ho Un Byol(朝鮮民主主義人民共和国)
 38分 Jang Hyon Sun(朝鮮民主主義人民共和国)
〜選手交代〜
 ハーフタイム 中村ゆしか → 仲田歩夢
 59分 齊藤あかね → 木ひかり
 74分 千野晶子 → 左山桃子
〜マッチポレポート〜
日本ボールでキックオフ。試合は序盤から一進一退の攻防を見せます。朝鮮民主主義人民共和国がサイドのドリブル、ディフェンスラインとGKのあいだへのパスでなどでゴールに迫ってきますが、落ち着いた対応で決定的な場面を作らせません。対する日本も12分には菅澤選手のボールにゴール前で反応した植村選手がシュート、18分には小林海咲選手の縦パスからボールをつないで植村選手がグラウンダーのクロスを入れるなど攻撃の糸口を見つけようとし、齊藤あかね選手も積極的にシュートを打っていきます。試合が動いたのは27分、コーナーキックを得た朝鮮民主主義人民共和国に混戦のなかから押しこまれ、得点を与えてしまいます。38分にもパスをつながれてゴールを決められ2失点目、前半を0-2で折り返します。後半から中村選手に代わって仲田選手がピッチへ。その仲田選手も前線の菅澤選手らと連動し、積極的に仕掛けていきます。しかしながら試合は動かず、0-2のまま試合を終えました。
試合後、ピッチ上でミーティングを開いた佐々木監督は、「出来る限りのベストは尽くした。それぞれが責任をもって次へつなげよう」と声をかけました。
日本は3戦を1勝2敗とし、3勝の朝鮮民主主義人民共和国、1勝1敗1分の中国に続き、3位で大会を終えました。
〜試合後のコメント〜
佐々木則夫監督
立ち上がり20分までよく対応していましたが、一瞬の隙を与えて失点をしてしまいました。朝鮮民主主義人民共和国は、7月に東アジアカップで対戦したときのメンバーとほぼ同じ構成でした。今後のオリンピック予選やその後、この若手選手たちをさらに鍛えて仕上げてくるでしょう。U-23世代のトップレベルと対戦したことで、我々の選手たちは自分たちが世界に立つためにどうすればいいか見えたのではないかと思います。
大会を通じて、もちろん選手一人ひとりはもっとできないといけませんが、精一杯やったなかでいい経験を積んでくれたと思います。
山根恵里奈選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
チームとしては、混戦になったときに一歩抜け出すところ、相手を囲いこんだときにボールを取りきることがより改善できればもう少しいい内容になったと思います。ただ中国戦で言われたような逃げるプレーはなかったですし、前回よりステップアップすることができました。朝鮮民主主義人民共和国はパワーがありましたが、それを上回る組織力でみんなハードワークしてくれたと思います。
個人的には、一発で裏を取られたときにいかに冷静に対応するか、日本とは違うスピードにどう対応するか、深い芝でボールが止まるなかで出るのか出ないかの判断をどうするかなど、学んだことの多い大会でした。
吉良知夏選手(浦和レッズレディース)
チームとして合わせる時間がなく、ミーティング等で意識合わせを図ってきましたが、課題が残った大会でした。第一戦(対チャイニーズ・タイペイ)は相手のプレッシャーもありませんでしたが、第二戦の中国はプレッシャーも強く、相手の気持ちの強さを前に何もできませんでした。今日はボールを動かすことはできましたし、シュートで終われるプレーもありましたが、得点がとれなければ意味がありません。自分自身の消極的なミスから失点し、取り返そうという気持ちでいましたが、技術レベルが足りないことを痛感しました。フリーでボールを持ったときに仕掛けてゴールまで持っていく力がないと厳しいと感じました。
齊藤あかね選手(浦和レッズレディース)
短い期間で自分たちのいいところをどこまで出せるか、積極的にチャレンジしていくことをイメージして大会に入りました。各選手が、出しきれたところ、出せなかったところを感じていると思います。
今日は最初から気持ちを前面に出していって、相手の球際が中国ほど強くなかったぶん、ボールを動かすことはできました。ふとしたところで失点してしまいましたが、得点をとる場面では、どう仕掛けるのかをもっと貪欲にチームとしてできていれば、と思いました。
アジアでの戦いで通用しなかったことなど発見もありました。球際でボールを奪い切る力、攻守の切り替えの早さを日本でレベルアップさせ、成長したいです。