GK No 選手名 生年月日 身長 体重 所属 出場/失点 1 福元 美穂
フクモト ミホ1983.10.2 165cm 64kg 岡山湯郷Belle 77/-74 18 海堀 あゆみ
カイホリ アユミ1986.9.4 170cm 64kg INAC神戸レオネッサ 47/-41 21 山根 恵里奈
ヤマネ エリナ1990.12.20 187cm 79kg ジェフ千葉L 14/-10 DF No 選手名 生年月日 身長 体重 所属 出場/得点 2 近賀 ゆかり
キンガ ユカリ1984.5.2 161cm 53kg INAC神戸レオネッサ 94/5 12 上尾野辺 めぐみ
カミオノベ メグミ1986.3.15 157cm 50kg アルビレックス
新潟レディース29/2 3 岩清水 梓
イワシミズ アズサ1986.10.14 162cm 53kg 日テレ・ベレーザ 111/11 5 鮫島 彩
サメシマ アヤ1987.6.16 163cm 53kg INAC神戸レオネッサ 60/3 19 有吉 佐織
アリヨシ サオリ1987.11.1 159cm 52kg 日テレ・ベレーザ 34/0 23 北原 佳奈
キタハラ カナ1988.12.17 173 63 アルビレックス
新潟レディース7/0 20 川村 優理
カワムラ ユウリ1989.5.17 167cm 55kg ベガルタ仙台L 13/2 4 熊谷 紗希
クマガイ サキ1990.10.17 172cm 60kg オリンピック
リヨン
(フランス)65/0 MF No 選手名 生年月日 身長 体重 所属 出場/得点 10 澤 穂希
サワ ホマレ1978.9.6 165cm 54kg INAC神戸レオネッサ 197/82 7 安藤 梢
アンドウ コズエ1982.7.9 165cm 57kg フランクフルト
(ドイツ)123/19 8 宮間 あや
ミヤマ アヤ1985.1.28 157cm 52kg 岡山湯郷Belle 147/36 9 川澄 奈穂美
カワスミ ナホミ1985.9.23 157cm 51kg INAC神戸レオネッサ 70/19 6 阪口 夢穂
サカグチ ユメホ1987.10.15 165cm 58kg 日テレ・ベレーザ 89/26 14 田中 明日菜
タナカ アスナ1988.4.23 164cm 52kg INAC神戸レオネッサ 33/3 13 宇津木 瑠美
ウツギ ルミ1988.12.5 168cm 59kg モンペリエHSC
(フランス)78/5 20 永里 亜紗乃
ナガサト アサノ1989.1.24 165cm 59kg 1.FFCトゥルビーネ・
ポツダム(独)10/1 FW No 選手名 生年月日 身長 体重 所属 出場/得点 11 大野 忍
オオノ シノブ1984.1.23 156cm 56kg INAC神戸レオネッサ 128/39 17 大儀見 優季
オオギミ ユウキ1987.7.15 168cm 58kg VfLヴォルフスブルク
(ドイツ)115/52 22 菅澤 優衣香
スガサワ ユイカ1990.10.5 168cm 62kg ジェフ千葉L 28/9 16 岩渕 真奈
イワブチ マナ1993.3.18 155cm 53kg FCバイエルン・
ミュンヘン(独)25/3
バックアップメンバー(国内合宿のみ帯同。試合には出ず。) P 選手名 生年月日 身長 体重 所属 出場/得点 GK 山下 杏也加
ヤマシタ アヤカ1995.9.29 170cm 60kg 日テレ・ベレーザ 0/0 DF 村松 智子
ムラマツ トモコ1994.10.23 162cm 52kg 日テレ・ベレーザ 0/0 MF 杉田 亜未
スギタ アミ1992.3.14 155cm 47kg 伊賀FCくノ一 1/0 FW 横山 久美
ヨコヤマ クミ1993.8.13 155cm 54kg AC長野パルセイロ 1/1
なでしこジャパン 1-0 ニュージーランド女子代表
(前半1-0)2015年05月24日 19:20 KickOff 香川/香川県立丸亀競技場 〜スターティングメンバー〜
山根絵里奈
近賀ゆかり、岩清水梓、鮫島彩、
川村優理、熊谷紗希
澤穂希、安藤梢、宮間あや(C)、川澄奈穂美
大儀見優季〜控えメンバー〜
福元美穂、海堀あゆみ
上尾野辺めぐみ、有吉佐織、北原佳奈
阪口夢穂、田中明日菜、宇津木瑠美、永里亜紗乃
大野忍、菅澤優衣香、岩渕真奈〜得点経過〜
24分 澤穂希(なでしこジャパン)〜選手交代〜
HT 川澄奈穂美→大野忍
63分 安藤梢→菅澤優衣香
67分 川村優理→宇津木瑠美〜マッチポレポート〜
なでしこジャパンは5月24日(日)、FIFA女子ワールドカップ カナダ2015の壮行試合第1戦「MS&ADなでしこカップ2015 対ニュージーランド女子代表戦」に臨みました。試合会場の香川県立丸亀競技場には、サッカー競技として同会場では史上最多となる14,154人の観衆が訪れました。キックオフに先立ち、ワールドカップ審判団に選出された山岸佐知子主審と手代木直美副審に大仁邦彌会長が花束を贈呈しました。
試合は序盤、ニュージーランドの積極的な出足に日本は防戦に回りましたが、代表復帰一年ぶりとなる澤穂希選手を中心に応戦します。徐々にペースを取り戻すと24分、宮間あや選手の左CKに澤選手が右足で合わせて先制します。その後も何度かチャンスを迎えますが追加点はならず、1点リードで前半を折り返します。
後半は川澄奈穂美選手に代えて大野忍選手がピッチへ。48分、日本はペナルティーエリア内でのファウルから相手にPKを与えてしまいます。しかし、「絶対に止める」という意気込みでゴールラインに立ったGK山根恵里奈選手の気迫の前に、ハナ・ウィルキンソン選手のシュートは大きく枠を外れました。
その後もニュージーランドの攻撃に粘り強く対応する日本は、菅澤優衣香選手、宇津木瑠美選手を投入し打開を試みます。ワールドカップをにらんで、佐々木則夫監督は残り10分から勝ち切ることを意識したシステム変更を行い、“仮想スイス”からしっかりと勝利を挙げました。
なお、澤選手はこの試合で女子の国際Aマッチ最年長出場記録を更新すると同時に、自身が持つ最年長得点記録を更新。得点記録は男女を通じての最年長記録となりました。
なでしこジャパンは5月28日(木)、長野県・南長野運動公園総合球技場で行われるイタリア女子代表とのキリンチャレンジカップ2015に臨みます。
〜試合後のコメント〜
佐々木則夫 なでしこジャパン(日本女子代表) 監督
勝点3は取れたものの反省材料が多いゲーム内容でした。久しぶりの先発で勝利を決めるゴールを決めた“澤の神”に助けられました。ニュージーランドも成長が著しく、良い緊張感を経験させてもらいました。
香川合宿では、われわれのサッカーのベースである守備のトレーニングを行ってきました。守備を整えることは、チームバランスとパフォーマンスの平均値を高めることにつながります。今後はポゼッションなどについても意識を高めていきたいと思っています。イタリア戦に向けては、軸の部分は変えずに、両サイドの部分やボランチの組み合わせの変更などを現時点では考えています。
香川のサポーターの皆さんはニュージーランドの選手紹介のときも拍手を送り、とてもフェアな姿勢で試合をエンジョイしてくれました。1万4000人もの人々に集まっていただいたことにもお礼を申し上げます。MF #8 宮間あや 選手(岡山湯郷Belle)
ワールドカップに向けては、今日の試合よりもさらに洗練されたものにしなければいけませんし、自分たちのチームの良さを出していかなければいけないと思います。今日プレーした左サイドもバランスは良くなってきていますが、互いに練習の中でもう少し良さを出し合えたら、さらに良くなると思います。まだ細かいブレやミスは残っていますが、「いよいよだな」という感じになってきました。MF #10 澤穂希 選手(INAC神戸レオネッサ)
代表選手として良いパフォーマンスを求められる中で、ゴールという結果を残すことができてうれしかったです。また、チームが負けなかったことも大きかった。勝点3を取るのは大切なことなので、これをチームとしての自信につなげていきたいと思います。当初は後半途中で交代予定でしたが、結果的に90分間プレーをすることになりました。こうした国際試合で90分間プレーできたことは自信につながります。GK #21 山根恵里奈 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
今日はいつもより少し落ち着けていたと思います。なでしこリーグでは経験しないような高いクロスもありましたが、そこへの対応はストロングポイントにしなければいけない部分ですし、(試合に向けて)どれだけクロスに対して出ていけるかチャレンジしようと決めていました。PKのシーンは、枠内にシュートが来たら絶対に止めるという気持ちでいました。トニー・レディングス ニュージーランド女子代表 監督
選手たちのパフォーマンスには満足しています。大観衆の中でのアウェイゲームでしたから、難しいゲームになるだろうということは最初から分かっていました。きちんとボールをキープしてつなぐのがニュージーランドのスタイルで、今日の試合では、日本よりもうまくできていたと思います。チャンスメークも仕掛けも、うまくできたと思います。ただし、いくらチャンスをつくろうがゴールすることができなければ、試合に勝つことはできません。
なでしこジャパン 1-0 イタリア女子代表
(前半0-0)2015年05月28日 KickOff 長野/南長野運動公園総合球技場 〜スターティングメンバー〜
海堀あゆみ
近賀ゆかり、岩清水梓、熊谷紗希
澤穂希、宮間あや(C)、川澄奈穂美、
阪口夢穂、宇津木瑠美
大野忍、大儀見優季〜控えメンバー〜
福元美穂、山根絵里奈
上尾野辺めぐみ、鮫島彩、有吉佐織、
北原佳奈、川村優理
安藤梢、田中明日菜、永里亜紗乃
菅澤優衣香、岩渕真奈〜得点経過〜
52分 大儀見優季(なでしこジャパン)〜選手交代〜
HT 川澄奈穂美→菅澤優衣香
62分 澤穂希→鮫島彩
69分 近賀ゆかり→有吉佐織
74分 海堀あゆみ→福元美穂
82分 大儀見優季→安藤梢
86分 宮間あや→川村優理〜マッチポレポート〜
なでしこジャパンは5月28日(木)、FIFA女子ワールドカップ カナダ2015に向けた最後の公式戦「キリンチャレンジカップ2015 対 イタリア女子代表戦」(南長野運動公園総合競技場)に臨みました。チケットは完売し、会場には14,453人の観衆が駆けつけました。
24日(日)のニュージーランド女子代表戦から先発メンバーを4人入れ替えた日本は、ケガから復帰した阪口夢穂選手が澤穂希選手とボランチを組み、宇津木瑠美選手が左サイドバックに入りました。立ち上がり1分、宮間あや選手の右CKからチャンスを得ますが、これを決められません。直後にイタリアのカウンター攻撃に遭いますが、必死に守備に戻りこれを凌ぎます。その後もイタリアの攻撃に脅かされますが、全員でゴールを守ります。18分、大儀見優季選手のパスカットからボールを受けた大野忍選手がドリブルで仕掛けるも、コースを狙ったシュートは右ポストをたたきました。ボールと人が良く動き、リズムあるパスワークから攻撃のかたちをつくる日本ですが、なかなかゴールに結びつきません。
後半、川澄奈穂美選手に代わり、菅澤優衣香選手をピッチに送り出します。待望の先制点は52分、宇津木選手の左クロスにゴール前の大儀見選手が右足で合わせてゴールネットを揺らします。追加点を狙う日本は78分、宮間選手の左CKに阪口選手が頭で合わせますが、惜しくもゴールをとらえられません。絶好のチャンスは試合終了間際、菅澤選手が右サイドを抜けてゴールに迫り、最後は鮫島彩選手がシュートを放つも決められず。1点を守り切った日本が、ワールドカップ壮行仕合の最終戦を勝利で締めくくりました。
試合終了後には壮行セレモニーが行われ、「今年も皆さんをハラハラドキドキさせると思いますが、目指すは2連覇。がんばってきます」(佐々木則夫監督)、「完璧な状態にしてチーム一丸となって全員で戦います。熱い声援をお願いします」(宮間選手)と、それぞれサポータに健闘を誓いました。
〜試合後のコメント〜
佐々木則夫 なでしこジャパン(日本女子代表) 監督
イタリアは非常に良いチームで、1点差という拮抗した、最後の最後まで緊張感のあるゲームができました。勝ち切ることができ、ワールドカップへ向けて弾みがつきました。攻守にわたってやろうとしていることは表現していましたし、簡単なミスやプレーの精度も含めて、今後の参考になるゲームを選手たちはしてくれました。
課題としては、ひとつはシュートが少ない部分。人を見るのではなくゴールを見るということです。パスの選択を余裕を持ってできる選手は、もっとシュートを狙っていかなくてはいけません。シュートもあるからスルーパスも生きてくるのであって、そこは大きな課題として積み上げていきます。MF #8 宮間あや 選手(岡山湯郷Belle)
ニュージーランド戦よりは試合の入り方は意識できたと思います。しかし、どんな試合でもそうですが課題と思われる部分がたくさんありますし、ワールドカップに向けて、自分たちでいろいろな想定をして準備するための良い試合にはなったと思います。テーマとしていた攻撃面も、自分としてはまだまだと思っています。相手を揺さぶることはできていますが、相手の背後を突くことがあまりできていません。相手が引いて守ってきた部分もありますが、その中でも自分たちが相手を裏返さなければいけないと思います。MF #6 阪口夢穂 選手(日テレ・ベレーザ)
ワールドカップではもう少しプレッシャーが厳しくなると思うので、より早い判断が求められます。流れの中からのチャンスはたくさんありましたが、決めきれない場面が多く、しっかりと決めていかなくてはいけないと思いました。個人的にはサイドチェンジを狙いつつも縦パスを意識していましたが、(タイミングが)合わない場面が多くあったので、そうした部分を合わせていきたいです。今日はボランチで3人の選手と組みましたが、誰と組んでもその選手の良さを生かしてあげられるようなプレーをしていきたいと思います。FW #17 大儀見優季 選手(VfLヴォルフスブルク/ドイツ)
立ち上がりからリズム良くボールを動かせましたし、一人一人の距離感も良かったのでボールも動かしやすかったです。一番大切なのは距離感だと今日の試合で感じました。前回の試合は少し距離感を広めにとってプレーしていましたが、それではチームとしての攻撃がなかなか機能しないと感じていました。なるべく近い距離を取りつつ、運動量を多くしていった方が攻撃のリズムもできると思います。全体的に攻撃に対する意識は強く、それが試合でも表れていたと思います。アントニオ・カブリーニ イタリア女子代表 監督
準備という意味では両チームで差があり、イタリアはほとんどシーズンの終わりという状況に対し、日本はワールドカップを前にしてどんどん上げてきている状態でコンディションが非常に良いという印象でした。ですので、体の動きにもリズムが出ますし、いろいろなプレーも出せたのではないかと思います。ただ、われわれもリズムを出せて戦えたと思います。最後まで諦めることなく戦えました。何回かのチャンスもつくれたので、非常に満足しています。ミスもあり相手を危険な状態に追い込めなかった一方で、ミスから相手にゴールチャンスをつくらせてしまった部分もあるので、今後の課題として練習していきたいと思います。